美味しいコーヒーを淹れるのに
水はとても重要な役割を果たす
水道水とミネラルウォーターで抽出したコーヒーを比較すると驚くほど味の差があった。
水はコーヒーに不可欠な成分で
エスプレッソなら約90%、ドリップコーヒーなら約98.5%を占めている。
コーヒーを淹れる際に水は溶媒としてコーヒーの粉から
フレーバーを抽出する働きをする為、水の質は重要だ。
コーヒー用理想の水
目標値(100mlあたり) | 許容範囲 | |
におい | クリーン、爽やか、無臭 | |
色 | クリア | |
塩素 | 0mg | 0mg |
180℃における総溶解固形分(TDS) | 15mg | 7.5~25mg |
カルシウム硬度 | 6.8mg | 1.7~8.5mg |
アルカリ度 | 4mg | 4mg前後 |
ph値 | 7.0 | 6.5~7.5 |
ナトリウム | 1mg | 1mg未満 |
軟水、やや硬水の地域に住んでいるなら水道水を使用しても良いが
味を良くする為に浄水器にかけるのが望ましい。
水道水を使用する際はカルキ臭に気をつけましょう。
カルキ臭
水道水独特のツンとした塩素臭さ
日本の水道水は世界的に見ても高い水準と言われています。
その水準を守る為、塩素で消毒しています。
そのまま使用するとコーヒーの味に影響が出てしまうので
・浄水器を通す
・レモン汁を入れる
・水道水を5~15分程度沸騰させる
などの方法でカルキ臭さを抜き使用することをおすすめします。
中度や高度の硬水地域に住んでいるなら
東京の水は高度で水が硬く
ph値を合わせていても
豆や抽出方法はもちろんだけど
中度や高度の硬水地域に住んでいるなら
ペットボトル入りの水が適しています。
そういえば先日、東京のロースターさんが
「福岡の水は綺麗でクリーンなコーヒーになる」
と話されていた。
東京の水は高度で水が硬く
お店を開く際に水のph値の調整が大変だったという。
ph値を合わせていても
月日が経つにつれ若干数値に変動もあるらしい。
豆や抽出方法はもちろんだけど
お店と家でのコーヒーの味の大きな差は水だったのかもしれない。
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